1978年愛知県出身の日本画家。2001年に金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科日本画専攻を卒業後、2005年に東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画修士課程を修了。同年、修了制作でサロン・ド・プランタン賞を受賞し、院展に初入選。2008年には同大学院博士後期課程を修了し、博士号(文化財)を取得した。
現在は日本美術院院友として活躍している。水辺の風景や悠久の情景を題材に、日本画の伝統技法と現代的な感性を融合させた作品を制作。バーミヤン石窟壁画の再現模写など、文化財保存の研究活動でも知られている。
東京藝術大学で教育研究助手、非常勤講師、特別研究員を歴任するなど、教育・研究活動にも従事。全国各地で個展・グループ展を開催し、学術的な裏付けを持ちながら、詩情豊かで繊細な表現により、次世代を担う日本画家として高く評価されている。