一木一草一花にも神が宿る~出雲から
大自然の恩恵に包まれ生かされている私たち。日本人は、古より自然界の一木一草一花を神の依代[よりしろ]とし、そこに宿る命を慈しむ感性をえていた。しかし、今私たちはそんな感情を失ってはいないだろうか。
日本の美、春夏秋冬を墨画の世界で無心で描く。人間一人一人が尊い存在であることを木草花の姿を通して伝えたい。身近な草花を墨の濃淡と色彩で表現する。 絵を見て、見る人それぞれが自由に楽しく色を感じていただきたい。絵を通しての出会いは全て縁あってのこと縁結びの地である出雲から発信し、多くの人との縁が結ばれていくことを願う。
小玉茂右衛門