視覚を追究してゆくと、光と影が織りなす世界を描くことになるが、僕の興味は物質そのものの持つ実存の事実である。僕の体験や観察から思考や様々な妄想へと発展する中で、僕の感覚が選び出してきた色彩は極めてアジア的で日本人ならではのもののように感じている。
鉱物が織りなす風景の他にも様々な生き物や植物も多く描いているが、常に感じていることは、そのものが生きている間に持っている以外の時間や繋がりのあきれてしまうくらいの永遠性である。
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Artist 末永敏明 Suenaga Toshiaki
