静かに、深く、語りかける絵を描く人がいます。
東京生まれ。慶應義塾大学で美学美術史を学び、毎夏をフランスで過ごしてきた彼女は、美術館や街のリズムの中で「時間」や「記憶」と向き合い、独自の感覚を育んできました。
祖父は小説家・胡桃沢耕史、叔父はジャズピアニスト・渋谷毅。言葉と音楽に囲まれて育った背景は、彼女の絵に詩的な構造と柔らかなリズムを刻み込んでいます。
このオンラインショップでは、Instagramで公開されている作品の中でも、「暮らしの空間に寄り添う、飾りやすく響く絵」を厳選。民族的な記憶や抽象的な揺らぎが閉じ込められた画面は、日々のなかでふと目にするたびに、見る人の心をふるわせます。
彼女の絵には、「ただ飾る」だけでは終わらない力があります。静かに語りかけながら、空間の温度や時間の質を変えていく──そんな不思議な力です。
もしお気に入りの1枚に出会えたなら、それはきっと、あなたの日常にそっと詩を添えてくれる存在になるでしょう。