あらゆる成長は同時に老化でもあり、宇宙のすべてが緩やかな死に抗えないでいる。白いシーツをかぶって月光に照らされてみでもすれば、その法則は破れるだろうか。美しいものを最も美しい状態で保存することは、宇宙の外側に抜け出すのと同じことだ。クォーツに入り込んだ水に、クロノスタシスの無限の延長の可能性を感じた。それに倣った三思の断片である作品をここに飾り、終わらない今の証明としよう。
【略歴】2025年・東京造形大学 造形学部 美術学科 卒業【個展】2023年・4月 SUNABAギャラリー「月光」2024年・1月 SENDAI-Kaffee「神野歌音個展in SENDAI-Kaffee」・3月 Gallery美の舎「11:59PM」・10月 SUNABAギャラリー「杳然として」【グループ展】2023年・9月 +ART GALLERY「ART Students STARS vol.2」・11月 SUNABAギャラリー「まぼろし王国 III」2024年・9月 伊勢丹新宿店「KANZEN -完全-」2025年・8月 MU Gallery「IAG✕協同組合美術商交友会 選抜アーティスト展」ほか
「Stratum」
神野歌音
作品詳細