この作品のは絵に前と後ろがあります。大学の授業課題で廃棄自動車を描く課題があり、その際に制作しました。 白い面と黒い面があり、白い面は車の後ろをイメージしています。遠ざかっていく車がどこへ向かうのか。その想像を掻き立てる車の後ろ姿を描いています。 黒い面は近づいてくる車の前をイメージしており、例えば信号を渡るときに車が目の前で止まってくれるのか。 そういった不安感や懐疑心を表現しています。 車を観察しているとその前と後ろでイメージが大きく違うことが面白いと感じ、画面の前と後ろを使ってその二面性を描きました。
|素材| ダンボールにアクリルガッシュ
|キーワード| #抽象画 #ファンタジー・幻想 #乗り物(車・バイク・飛行機・電車) #赤|レッド #白|ホワイト
沖縄県那覇市出身の具志堅光です。 現在(2023年)は武蔵野美術大学の工芸工業デザイン学科で学んでいます。 最近「歪で美しい」という言葉が好きになりました。 歪なのだが美しい。そこには幻想的で人を惹きつける何かがあるのかもしれないと考えています。 またそういった作品を作っていきたい。
【略歴】 2003年 ・沖縄県生まれ 2021年 ・沖縄県立開那高等学校芸術科美術コース卒業 2023年 ・武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科入学