この作品は、
いつの間にか片方のイヤリングだけ、無くなっていて
それは風に攫われたからだと気付いて
その時の想いから生まれた銅版画（エッチング）作品です。

風に攫われた花のイヤリングを、濡れると透明になるミステリアスな花、山荷葉をモティーフに
水彩絵具で山荷葉の透明感を表現。

風に攫われた花の妖精のイヤリングは
花木の妖精に誘われて大切に花木の妖精の花になる。
そんな穏やかで心地良い春の風の様な、ロマンティックな作品です。

銅版画用カラーインク４色を使って、黒色のエッチングの線の上から、銅板に黄色、黄緑色、青色、赤色の順に色を重ねて摺って、背景に陰影を加えて、風で草原や花がなびいている様に表現。

銅版画（エッチング）の繊細な線と水彩絵具の良さを最大限に活かす様な着彩を心掛けました。

花の妖精は、微笑んでいるのか、そうでないのか、妖精なので、女性なのか、男性なのか、少し曖昧に。
観る人のその日の気分によって、観え方が変わって見えるように、色彩やタッチをイメージだけでサッと描く様に心掛けた作品です。

｜素材｜
銅版画用紙ハーネミューレにエッチングで描いて、銅版画用カラーインクとペン画用カラーインク、水彩絵具にて着彩

｜キーワード｜
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