GROUP EXHIBITION/メモワール - 思い出を辿る - 展
彩る水無月
/ 彩月りお|Ayatsuki Rio
梅雨を彩る紫陽花の花を、光に溶け込むように優しく描きました。七変化とも呼ばれる紫陽花は、繊細な色の変化で見る人の目を楽しませてくれます。枯れない花のある暮らしを楽しみ、癒しを感じてもらえたら、嬉しいです。
導(しるべ)
/ 中西宇仁|Nakanishi Takahito
【東日本大震災復興支援企画出展作品】 現地の声を聞きたいところですが記事や動画などを見てテーマを決めました。
情景~三人姉妹の場合
/ 喜多朧|Kitaoboro
人物をデフォルメして内面を表現することを目指しました。シンプルな構図なのでマチエールを作りこみました。今までの画風を突破した記念すべき1枚。サインをKITAROと入れました。2021年現代童画展に出品し、現代童画賞をいただきました。
fast food
/ 橙屋三蔵|Daidaiya Sanzou
アンディ・ウォーホールやロイ・リキテンスタイン、バンクシーといったアメリカを代表するポップアートのテイストをベースとした作品。バナナの皮をモチーフに「fast food」と題し、誰もが知るアイコニックなシルエットを作り上げました。
Table of Smiles
/ にしもりただし|Nishimori Tadashi
家でコーヒーを淹れること。全世界がウイルスの脅威に身構えながら、家族との時間を大切にするように。安らぎの一杯を。子供にはまだ早いですが。
旅立ちの時
/ 武嶋龍児|Takeshima Ryuji
ある晴れた日に見かけたツバメの巣。 皆で母鳥の帰りを待っているのだろうか。 こうして兄妹揃っていられるのもあとわずか。 五羽の雛鳥たちに幸あれ。
paints
/ aiko uragami
何を描こうか迷っていた時に、いつもお世話になっている絵具たちが目に入り、感謝の気持ちを込めて描きました。いつもの使用感そのままが出るように描きました。 この絵を見るとその頃の情景が昨日のことかのように思い出され、遠く離れたみんなに会いたくもなる1枚です。
Hello,New World
/ よこみちしいな|Yokomichi Siina
新しい土地、出会い、別れにはアイサツをしよう。そのどれもがキラキラとした宝石であり、宝箱はボク自身をもっともっと輝かせ新しい世界を魅せてくれるんだ。 ハロー、ニューワールド!
遠い国旅行記
/ くぼやまさとる|Kuboyama Satoru
コロナ禍でどこへも行けなかったので、遠い国を旅行した気持ちで描きました。 イリビーテ高原と名付けた架空の場所、小さな灯台もあります。 この灯台は小さいながら、辺りを明るく広く照らしています。
幻想 / Gensoh
/ 村井幸宏|Murai Yukihiro
夕暮れ時(黄昏)に感じる”感情“。それは、けして悲観的ではないが思い切り前向きでもない「なんらか」を想起させる、そして「成し遂げた」という心地良さも含まれる一日の終わり、そんな説明不可なる感情を作品化してみました。
夕暮れの灯台
/ 福島康廣|Fukushima Yasuhiro
この作品は、古くから有る堺市の木造建築の灯台で今では阪神高速がすぐ近くを通っています。素晴らしい夜景を見たさに何回か足を運びましたが思った夜景には巡り合えませんでした。でも雲の下で日没になった瞬間の空を見て、まだ真昼の透き通った青さの残る空に薄雲が少しだけ紅をさし重く垂れた雨雲がちらほらと有り、この一瞬で灯台の履歴のほんの一部を垣間見た気がして描くことにしました。
神奈川県たたら浜沖
/ 冨山芽寿美|Toyama Meimi
地元神奈川県のよく訪れる海の風景。 横須賀市たたら浜の風景は、わたしにとって癒しのスポットです。大きな海を見渡しながら、都会での喧騒を忘れられる、特別な場所です。かの有名な葛飾北斎も、神奈川県の海を題材にした絵を描いていたようです。これからも残したい素晴らしい風景です。
黄金の穂が揺れる頃
/ 島田絋子|Shimada Hiroko
渋沢栄一で有名な、深谷市岡部のあたりを描いた郷土画です。 –黄金の稲穂が揺れる頃、わたしの子供たちはここではないどこかで、自らの実をつけていることだろう。– という意味を込めています。(女流画家協会展入選作品です)
慕情の薔薇/Rose of adoration
/ Miu Shinoda
例えば誰かに夢中になって、その人の存在で満たされる事がある。誰かを恋慕う気持ちで満たされる時、トキメキを求めたり、刺激的な関係を期待したり、叶わぬ恋だとしても幸せな未来を想像したり。
恋の話と葡萄のタルト
/ OHBA Sakura
「ひさしぶり 最近どうって内緒話 コーヒーが冷めても終わらない」 ReolさんのBoyという曲から着想を得て描きました。この時勢で会えていなかった友達と久しぶりに会った2021年末。誰に誤魔化すわけでもないのにどこか気持ち的にこっそり出掛け、オフィス街にひっそりと在るカフェで内緒の話。
夕日の材木座2
/ 田口大貴|Taguchi Daiki
神奈川県鎌倉市の夏の夕日です。この時期は観光客で人がいっぱいです。しかし高速道路の混みあい等から15時ごろから帰宅ラッシュが始まります。その時に一番人がいなくなるのが早いのは材木座です。足跡、散歩した動物の足跡、自転車で走った後、遊んだ後の静けさを表現しました。
白雪姫の静物
/ 西久保夏紀|Nishikubo Natsuki
童話静物画シリーズのうちの一作。グリム童話の「白雪姫」より。よく見ると、日本語とドイツ語で物語の一編が書かれています。 私の人生は美術による表現ののほかに文章による表現にも助けられていると最近気づきました。私は大学で美術史を専攻しており、論文で卒業しました。 美術史を勉強していると絵を言葉で説明する場面が多くなります。 在学中はとにかく絵を言葉で説明する訓練をしていました。 そのためか、大人になった今でもそれはコミュニケーションスキルとして私の人生を支えています。言葉は私自身と切っても切れない友達のような存在です。それを作品にも要素として取り入れたくて最近、工夫を続けています。
神聖なる森
/ chika
この作品は初めての個展に出展した作品です。 透明水彩絵の具を紙の上で混ぜながら、美しいグラデーションになるよう、何度も繰り返し作成した思い入れの強い作品です。
光る海
/ 田中宏明|Tanaka Hiroaki
2020年8月に審査された再興105回院展の出品作品です。光の強弱を何とか表現できないかと数年前から模索していました。線や波ではなく点の羅列でそれを表現することを思いつき、取り組んだ作品です。入選したことで一定の評価を貰えたような気がして、今後の作家活動の大きな自信になりました。
聖母子 神愛のまにまに
/ 八城寿典|Yashiro Toshinori
聖母マリア様とキリスト様の物語。戸来から大石神ピラミッドへと続く愛の物語が、ここから始まります。
secret breath
/ 栗原政幸|Kurihara Masayuki
第14回国際 ARC Salon Competitionに入選した作品となります。 初めて、海外のコンクールで入選した作品です。 内に秘めている生命感を表現したく、 皮膚がしっとりとし、呼吸をしている、静かに存在するが 血がめぐり、熱を帯びている。 そんな生命感を表現しました。
春陽の沼辺
/ 美紀|Miki
山形蔵王の懐にある、鴫の谷地沼です。 約20年前に初めて訪れたとき、春の日差しがキラキラとさして、とても暖かく、とても美しかったです。この光の中で、ようやく冬が終わり、もう寒さに震えることはないのだ、という安堵感を覚えたことを思い出しました。
Early summer dream(初夏の夢)
/ サカグチカオリ|Sakaguchi Kaori
新型コロナの大流行で、人々は自国に閉じこもることを余儀なくされ、世界を自由に行き来することは限られており、遠い夢となっていますが、絵の世界では初夏の風景が広がっています。
RococoⅡ
/ 鈴木史帆|Suzuki Shiho
このバラの名前は、18世紀、フランス宮廷から始まった美術様式のロココに由来します。甘美で優雅なロココ様式を表すかのような芳醇な香りがします。この機会に美術様式の歴史を振り返ってみては如何でしょうか。