歌舞伎連作 黒塚(右双•左双セット)

佃 喜翔

年月を超えて引き継がれ改変された歌舞伎の演目に、現代人の感性に響くせつなさを感じてよく絵にします。「狂うとは全てを取っ払って無邪気に自由になる事なのか••」との感想を持った4代目市川猿之助襲名興行での舞踊シーンが、この絵のきっかけ。絵巻物風にしたくて右双•左双の2枚で描きました。
◆右双 「あなうれしやのう」
「黒塚」のヒロインの老女は、平安時代、父の流罪に伴い夫に捨てられ、東北の地に独り取り残された都人。寂寞たる安達ヶ原で鬼と化し人を喰らって生き延びてきた女は、偶然宿を求めた高僧の「仏に縋ればどんな罪人も救われる」の言葉に希望を見い出し、童女のように手踊りして喜びを噛み締めます。
◆左双 「いとあさましき••」
囲炉裏に焚べる柴を拾いに出た女の「寝間を覗くな」の言葉にかえって興味をそそられ覗き見した、僧のお供の強力の見たものは••おぞましい死体の山。逃げ出した僧一行の姿を見て怒りに狂い鬼となって追う老女。僧の祈念により如意輪観音菩薩の破魔の白真弓で放たれた金剛の矢に射抜かれて調伏された鬼は掻き消えて、残るは主のない衣ばかり
◆絵サイズ: 縦65×横91×2点
◆展示サイズ:縦67.4×横190cm(67.4×92.4×cm額横位置2枚)
◆額装:黒アルミ仮縁 ・マット・アクリル板なし・共シール貼付・黄袋付き・2点入段ボール製差し箱(95×69.5×10cm)
◆技法/卵黄テンペラ(雲肌麻紙 墨 岩絵の具 水干絵具 卵黄)肉筆
◆制作年/2022年
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作品情報

作品タイトル
歌舞伎連作 黒塚(右双•左双セット)
作家名
画廊
制作年
2022年
技法
卵黄テンペラ
号数
30号
サイズ
67×190×4cm
価格
300,000円
額装有 買戻し保証

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