培う

山本あき

子供の頃読んでもらった「ぼくを探しに」という絵本がすごく印象に残っていて、その絵本の記憶から発想を広げて制作しました。
「ぼくを探しに」の主人公は丸が欠けたような形をしていて、欠けた部分が口になっています。
主人公は歌を歌いゆっくりころがりながら自分のかけらを探しに行きます。
ぴったりのかけらをみつけると口がふさがってしまうので歌が歌えなくなり、綺麗な円なのではやく転がるようになります。
主人公はぴったりのかけらを手放し、また自分のかけらを探しに行きます。

足りないものを探すのが人生かなと思っています。
大切なのは「足りないもの」を満たすことではなく、それを探すこととその中で起こった事なのかなと思うのですが、
もしかしたら子供の頃読んでもらった「ぼくを探しに」の影響かもしれません。

自ら漉いた手漉き和紙にアクリル絵の具で描いています。
和紙は楮(素材)の色を生かし、繊維を残して漉いているため紙も一点物となっています。

サインとタイトルは作品側面に入っています。

(木製パネルに手漉き和紙 アクリル絵の具)

MORE DETAILS

作品情報

作品タイトル
培う
作家名
画廊
制作年
2019年
技法
アクリル画
号数
F8号
サイズ
45.5×38×2cm
価格
154,000円
額装無 買戻し保証

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