作品はデジタルカメラで撮影した写真にPCで画像加工を施したものが下地になっており、それをアクリルで描いている。
デジタル的な現代的表現を、それとは対比的な自然物である花をモチーフに描く事で、デジタルと共存する社会に生きている現実を露わにしている。
また、花をモチーフに選んでいるのは他にも意味がある。デジタル社会において科学技術が進歩しても、人間の本質は昔から変わらない。良枝は芸術と宗教とは共通点があると考えており、芸術は人の変わらない本質を癒し、救う事が出来るのではないかと思っている。良枝は芸術活動を通して救いとは何かを追求しようとしている。
勤務先の病院で入院患者が花を貰っているのを見て花に着目した。宗教的儀式や、祝福や慰めが必要な場面で用いられる花は癒しの象徴ではないかと考え、モチーフとして取り入れた。
【略歴】
1989年生まれ。看護師として働いたのち、作品の発表を始める。
【グループ展】
2021年
・IndependentTokyo2021
2022年
・PrefaceI 2022 GALLERY ART POINT
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