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この作品を描いた頃は乾燥地帯の植物が日本にやってきてどのように順応するのかに興味がありました。植物も人と同じようにひきこもごも。小さな花を咲かせるのもその植物にしか知り得ない苦労があるのだろうなと、思っていると、湿度の高いどんよりした日に花を咲かせました。ですからこの絵は重厚な色の割には喜びに溢れているんです。人も植物もどんな環境でも花を咲かせてほしい。生き抜く力は他人が決めた色ではないことを植物に教えてもらった記録です。
(油絵具 木製パネル)
※下地はジェッソで油彩の薄塗りです 下地を活かした部分もあります