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第8回 PORTO DI STAMPA (京都芸大版画6人展)

京都アートゾーン神楽岡・谷口宇平氏の提案で始まった、当画廊の東京藝大版画展と、PORTO DI STAMPA京都芸大版画展の交流展は8回目となりました。京都市立芸術大学吉岡准教授推薦の6人は今年も全員女子です。
木版、銅版、シルクスクリーン、リトグラフなど伸びやかな魅力溢れる作品がたくさん集結予定です。
上京作家たちを囲むパーティーは、今年は残念ながら開催できませんが、交流展はこれからも継続希望です。
ぜひ、ご高覧賜りますよう、ご案内申し上げます。また貴媒体にて記事としてご採用いただきたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
B-gallery代表:長はるこ

 出展作家 

●池田 聡子 (IKEDA Satoko)/銅版画
 「版を腐蝕し、刷り、新たなイメージと出会う一連の動作は、 石拾いというありふれた石の中から一つを拾い、模様や色に魅力を感じ、 「石」から「この石」と認識する動作と似ている。 腐蝕液という時間の凝縮された場所で刻まれる模様の中で私が手を動か す事で、自然的イメージと私の意識を織り込む試みをしている。」

●梁 蘭若(Liang Lanruo)/銅版画
 「中国経済が急速に発展しているが、中国人のもの作りではスピードだけが 優先され、こだわりがないデザインがどこでも見える。審美眼が子供時代か ら育てなければならないと思う。おもちゃは子供時代の大切な部分です。 銅版肖像の丁寧な制作過程とこだわりがないおもちゃが著しい対照になる。」

●廣川 秀 (Hirokawa Shu)/シルクスクリーン
 「自らの運動の痕跡を版を介して表現することにより、 自身の“体”を客観的に見つめたい。」

●谷口 優花(Taniguchi Yuka)/リトグラフ
 「毎日の生活に馴染んだ風景を元に制作しています。 その風景の一部だけを切り取ったり、いつもと違う所から見てみたり、 見慣れたものが新たな魅力を発する瞬間への出会いが楽しみです。」

●中森 碧(Nakamori Midori)/銅版画
 「メゾチント技法の新たな発展を試みる過程で、事物と事物、事物とその周り の空間との間にある様々な関係性に着目して表現できたらと思っています。」

●辻 彩菜(Tsuji Ayana)/木版画
 「日常的に目にするものの中からふと心惹かれたものをモチーフに木版画 を制作しています。見慣れてしまった日常を少しでも新鮮な気持ちで楽しむ きっかけとなるような作品作りを目指しています。」

会場
会期
2020.07.21 ~ 2020.07.28
時間
14:00 ~ 18:00
休廊日
月曜
住所
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-31-6
TEL
03-3989-8608

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