2020.06.06 ~ 2020.06.21
時に刺すように、時にすがるように、また時には突き放すようにこちらを見返す少女の眼、
そして今にも言葉が漏れ出そうな唇。
五ノ井愛の作品は観る者の心を翻弄する。
そして、光と影が作品に深みを与え、抒情性を高め、さらに心の奥まで入り込むのです。
三谷拓也は、箔を巧みに使うなど日本画の画材を駆使し、
余白を持つ日本画的な画面構成を用いながら、
モチーフはフェティシズム全開の奔放さで、常に予想を超えた独自の世界を現出させる。
見た目の美しさの陰にダークさを併せ持つ二人の作品、各々約10点を展示いたします。