「絵画と音楽」
私は音楽がとても好きだ。作品制作時には常に何かしらの音楽をかけている。音楽からインスピレーションを受けたり気分が乗ってきたり励まされたりすることは多いのだ。
いろいろなジャンル、年代のものを聴くが今自分の中ではやっているのはバッハ。
バッハの鍵盤曲を聴いていると私の「宙 sora」のシリーズに似ているなぁ、などと一人悦に入ったりしている。三百年以上前のバッハは何を想って作曲していたのだろう。ごくシンプルな音の組み合わせで表現される深い精神性と世界観。
ふと思った。私は楽器は弾けないが絵画で音楽を奏でたいのだ。
線はメロディー、形はリズム、色は楽器の音色。
この三つを組み合わせ自分の内面をも含んだ自然や宇宙の不思議、神秘性、豊かさ、美しさ、優しさを讃える歌を作りたい。
坂本一樹
【略歴】
1966年
・岐阜県郡上市出身
1991年
・多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
【個展】
1995年
・澁谷画廊/銀座
1996年
・佐藤美術館/新宿 石川画廊/銀座
1997年
・名鉄百貨店美術画廊
2004年
・郡上八幡樂芸館/岐阜県郡上市
2005年
・ぎゃらりー朋/銀座 画廊一期一絵/新橋(2006年、2007年、2009年にも開催)
・ギャラリー楽風/さいたま市(2007年、2017年、2020年にも開催)
2006年
・ギャラリー風/南房総市
2007年
・田口美術/岐阜市(2009年、2013年、2018年、2021年にも開催)
2008年
・Gallery Schiele/南房総市 横浜そごう美術画廊/横浜
2010年
・京橋画廊/京橋(2012年にも開催)
2013年
・東京アートフェア/東京国際フォーラム・田口美術 枇杷俱楽部ギャラリー/南房総市
2015年
・小田急百貨店美術画廊/新宿 galleryヒロイ/南房総市 三越百貨店/名古屋
2016年
・ギャラリーMOMO/南房総市(2018年、2021年、2022年にも開催)
2017年
・SAKURADO FINE ARTS/神宮前
2018年
・松坂屋名古屋店/名古屋・栄 丸善・丸の内本店ギャラリー/東京(2020年にも開催)
2019年
・ちばぎんひまわりギャラリー/日本橋 神楽坂lien/東京
2020年
・安房暮らしの研究所内gallery2x2/南房総市
2021年
・千葉県文化会館/千葉市
【主なグループ展】
1966年
・東京日本画新鋭選抜展/愛媛・大三島美術館
1998年
・三渓日本画賞展 優秀賞/横浜・三渓記念館
2003年
・第21回上野の森美術館大賞展/東京・上野の森美術館
2017年
・日本画の逆襲展/岐阜・岐阜県美術館
2018年
・メディアコスモス新春美術館『色即是芸』/岐阜市
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