“物事の多くは、長くとどまっているようで、あっという間に過ぎ行くたった一瞬の出来事である。わたしはその揺れ動く経過を「ゆりかごに揺られる」と呼ぶ。半透明の下地と溶けるような絵の具は1秒後には変化する時間経過を意味する。 絵具の集積を花だと思える様に、季節のにおいを吸い込み記憶を探る。タイムトラベルのきっかけは曖昧なかたまりなのかもしれない。” 季節の移り変わりや記憶の根底にあるものに興味があり、それを人と共有することをテーマに制作をしています。作品はわたし自身が興味を持ったものを使っていますので、テクスチャにも着目をしていただけると嬉しいです。
【略歴】 1993年 ・静岡県生まれ 2012年 ・京都造形芸術大学 美術工芸学科 油画コース 入学 2016年 ・京都造形芸術大学 美術工芸学科 油画コース 卒業 ・愛知県立芸術大学 博士前期課程 油画領域 入学 2018年 ・愛知県立芸術大学 博士前期課程 油画領域 卒業
【個展】 2020年 ・gallery valeur「羽毛がすはだにふれる」 2019年 ・gallery valeur「朝のハミング」 2016年 ・愛知県立芸術大学 無限「ゆりかごに揺られる」愛知県立芸術大学
【グループ展】 2022年 ・tremolo cube「アート抒情詩」 ・秋野不矩美術館「現代美術2022」※2019,20,21年出展(2020年はHIRANO galleryにて) 2021年 ・長久手文化の家「ながくてアートフェスティバル2021」※2016,17,18,19年出展 2017年 ・cafe DODO「M∩Y=A」 ・Paintnig Laboratory 303「いま、絵を ということ。」 ・kumono gallery「フォー」 ・「トーキョーワンダーシード2017」入選 2016年 ・愛知県立芸術大学「Unsigned」 ・愛知県立芸術大学「’AKIHI」 2015年 ・MEDIA SHOP gallery「あさぼらけ」 ・京都造形芸術大学「the painting vol.005 カワイイハテナ」 ・元・立誠小学校展示「 」元・立誠小学校展示
「あまおとの目覚まし」中野優
48,000円
梅雨の朝、しとしとと雨音が響くなか道を歩くと雲の切れ間から光が射す。ふとした瞬間ではありますが、その一瞬を何度も繰り返して此処に居るのだと気付かせてくれる時間を描きました。 まるでデジャヴのように過去の記憶に触れるような出来事を愛おしく感じています。